株式会社近藤設備 代表取締役 近藤正彦

CEO INTERVIEW

株式会社近藤設備 代表取締役 近藤正彦

近藤設備は、岩手県北上市に拠点を置く配管工事のスペシャリスト集団です。近年は特 に、自社加工センターを設けて独自の配管ユニットなどを設計・加工して現場へ納品・施 工するトータルな体制を確立して、全国にそのフィールドを広げています。 2019年に創業45年を迎える同社の2代目社長・近藤正彦さんに、近藤設備の過去・現 在・未来についてお話を伺いました。

設計~加工~施工を自社で完結する、
地方ならではの配管工

近藤設備は、そもそもどんなことをする会社なのですか?

うちは、根っからの「何でも屋」です。もともとはサブコンの下請けとして実施工、工種で言うと配管工を専業とする工事会社として歩んできた会社で、冷暖房空調設備から給排水衛生設備、消火設備、プラント配管まで、幅広い設備工事を手がけてきた配管工事の技能士集団です。2006年の自社加工センター開設、2010年から高橋専務を中心に三次元CADシステムを導入してからは、独自のプレファブ配管・配管ユニット等を設計・加工して、現場へ納品・施工するトータルな加工&施工体制を確立。岩手県内だけでなく全国にフィールドを広げて、下請工事会社としての枠を超えていくことができました。

下請けの壁を越えることは、設備業界においては難しいことなのでしょうか?

特に首都圏の設備業界は、加工は加工業者、設置は設置業者、輸送は輸送業者と、分業化が進んでいるので、とても難しいのが現状です。だからこそ、「絵を描く、加工する、現場へ運ぶ、そして作る」という一連の流れをワンパッケージとしてブランド化し、他社との差別化を図ることができたわけです。地方では、配管工事屋だからといってそれだけやっていたら仕事になりません。ちょっとした加工や設置、輸送まで流れで何でも受けるような風潮がもともと地方にはあったらからこそ、弊社も独自の「設計~加工~施行」という一貫体制を構築することができたのではないかと思います。

株式会社近藤設備 代表取締役 近藤正彦

首都圏で5年間経験を積むなら、
まずは近藤設備で3年

従業員の方にも、地方の設備会社で働くことのメリットはありますか?

近藤設備では、加工場、現場、設計と、色々な職種に挑戦できる環境があります。首都圏の設備会社で働くとなると、現場なら現場など、通常一つの仕事しかすることができず仕事の全体像を把握することが難しい。仕事全体を見ながら様々な工程を経験できることで、よりやりがいを持って仕事に取り組むことができるのではないかと思います。色々な技術を身につけるという意味からも、首都圏で5年間経験を積んでみようと思うならまずは3年間うちで働いてみる方が、得られるものは多いかもしれませんね。

まずは近藤設備で3年

地方と都市、事業と事業、人と人を繋ぐ
存在になりたい

最後に、これからの展望を教えてください。

近藤設備は、創業45年という節目を第二創業期として捉えています。これまで弊社は配管と配管、設備と設備など、様々なものを繋ぐことで成長してきました。新しい技術を取り入れることで業容が拡大し、事業規模も大きくなりましたが、私たちの原点はあくまでも配管のプロであることです。蓄積した現場のノウハウを、日本中の多くの現場に提供していきたい。地方の小さな会社でも配管屋のトップを目指せるのだという魅力のある会社にしたいんです。そして、その原点を大切にしながらも、さらなる成長を続けていきたいと思っています。これまでの領域にとどまらず、地方と都市、事業と事業、人と人を繋ぐ存在になっていけたらいいですね。
最後になりますが、近藤設備はピラミッド型の会社ではありません。「トラス配管」という、一本一本は細い配管を三角形を基本に組み合わせて負担を分散し、強度を増す構造があるのですが、うちはまさにそんな構造の会社です。年齢や経験を問わず、従業員一人ひとりが主役となり、共に成長していける会社でありたいと思います。